あざら
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/azara_miyagi.html
宮城県気仙沼市では新鮮な魚がよくとれる。メヌケは特に冬になると脂がのり旬を迎える。そのメヌケのあらを使用したあざらは昔から庶民の食べ物として親しまれてきた。白菜漬けは、長期漬けこむことで発酵が進み、白菜の酸味が増した古漬けになる。この白菜の古漬けと新鮮なメヌケを酒粕で煮こむことでうま味が凝縮された料理になるという。
尚、今日メヌケの漁獲量が減り値段が高騰しているためか、最近のあざらには大衆魚である赤魚を使用することが多いという。赤魚はうま味のある出汁がよく出ること、脂がのっていることなどメヌケと同様に美味しい魚といえる。
冬から白菜を長期漬けこむため、主に春に食べられることが多い。あざらは冷めてもおいしく、翌日になって煮返すとさらに美味しくなり、一度炊くと2~3日は食べていた。
家庭でもつくられるほか、店舗でも提供がされている。家庭によって味付けが異なり、味噌を使用したり、唐辛子やニンニクを入れることもあるため、家々で分け合い風味の違いを楽しむこともあるという。魚食文化の継承、震災後の地域の活性化を目的としたあざらグランプリも開かれていた。
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例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合