ぼた餅
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」,『ふる里の和食 宇都宮の伝統料理』(柏村祐司/半田久江)
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_21_tochigi.html
彼岸の添え物として欠かせないごちそう。牡丹の花が咲く頃の春の彼岸では「ぼた餅」、萩の花が咲く頃の秋の彼岸では「おはぎ」と呼ばれるが、栃木県内では「ぼた餅」の呼び名が一般的である。また、県内では、もち米とうるち米をつぶしたものを俵型にまるめて、あんを包んだものは、多く和菓子店等で作られたが、農作業で多忙な農家では、ご飯茶碗等に盛ったご飯の上にあんをのせただけの場合が多く、その場合も呼び名は「ぼた餅」であった。
食べる時期も彼岸以外、盆行事にも欠かせず、「盆にぼた餅、昼にうどん、夜は米の飯でとうなす(かぼちゃ)汁よ」の言葉が伝わるように、お盆にも「ぼた餅」はつきものである。ぼた餅は、主に春秋の彼岸や盆の時期に食された。県内の農家では、稲刈り終了時や稲こき(脱穀)終了時に、庭の上に零れ落ちていた稲穂や籾で特別にぼた餅を作る風習があり、前者を「刈りあげぼた餅」、後者を「こきあげぼた餅」と呼ぶ。
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例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合