栗の渋皮煮
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」, JA いるま野武蔵野食文化推進者
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_13_saitama.html
日高市は埼玉県内でトップクラスの栗の産地で、大きなものだと1粒30グラム以上になる「高麗川マロン」や、甘栗のように渋皮が簡単にむけるのが特徴の「日高ぽロン」などのブランド栗が栽培されている。秋になり栗の収穫期になると栗やその加工品を求め多くの人が日高市の直売所を訪れる。日高市ではさまざまな品種の栗が収穫されており、各品種の特徴を生かした料理を作るべく、品種を指定し購入する客が多いという。「栗の渋皮煮」は、昔は高価で貴重であった砂糖をふんだんに使っているため、日常的に広く作られていた料理ではなく、お祭りやお祝い事などで食される贅沢な料理として伝わっている。栗の鬼皮を丁寧にむき、何度もゆでこぼしながら火を入れる調理工程は時間と手間がかかるため、栗の収穫期に大量につくり、冷凍保存し冬の間に自然解凍し食べる習慣がある。お祭りやお祝いの時に作ることが多い。栗の渋皮にきずをつけないよう鬼皮だけをむく。鍋に水と栗を入れて火にかけ、重曹を加えてゆでる。煮立ったら火を弱める。鍋の湯が黒くなったらゆでこぼし、水をかえてさらに10分間ゆで、再びゆでこぼし、さらに15分ゆでる。栗がやわらかくなったら水に取り、表面の硬い筋や毛羽立ちを指先で丁寧に取り除く。鍋にゆでた栗とかぶるくらいの水を入れ、砂糖を加え、紙で落し蓋をし、20~30分煮る。
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例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合