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深川めし

タグ:
関東地方
東京都
ご飯
ネギ
アサリ
味噌
伝統食
投稿者:
s.y
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_1_tokyo.html

「深川めし」とは、元来、ネギと生のアサリを味噌でさっと煮て汁ごとご飯にかけたものと言われている。現在「深川めし」は「ぶっかけ」と「炊き込み」の2種類がある。また、ご飯にかけない「深川鍋」もある。 江戸時代、現在の東京湾は多くの干潟があり、貝類の宝庫であった。江東区永代、佐賀あたりの南方に流れる大横川の一部は深川浦と呼ばれ、潮が引くと砂州が広がり、アサリ、ハマグリやアオヤギが豊富に獲れる漁師町として有名であった。昭和の初期までは浅草でその深川めしを売る屋台が多く存在し、その名が知られ、一般家庭でも食べられていた。また、江戸時代から「ぬきみ」といって、殻からはずした身だけを売っていたために、そのぬきみを使った「炊き込みご飯」が生まれ、その炊き込みご飯を温かく食べるために熱い汁をかけて食べる汁かけ飯も江戸の食べ方として定着した。 水の汚れと埋め立ての進行で、昭和30年代に漁業権を放棄したため深川周辺での漁場を失ったが、千葉方面では貝類が獲れる三番瀬などの干潟が残っている。深川では芭蕉記念館や深川江戸資料館の開館に伴う観光客の来訪をきっかけに、かつて愛されていた深川めしを復活させようという飲食店の働きでこの地に再び深川めしが戻ってきた。 新鮮な生アサリ、粗く刻んだネギのうまみが味噌と相まって、このエキスがご飯に染み渡り、なんとも言えない風味が口いっぱいに広がる現代にも残る江戸の伝統食である。かつては庶民の味として通年親しまれてきたが、現在は飲食店で食すのが一般的。


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