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治助芋のネギ味噌

タグ:
関東地方
東京都
味噌
投稿者:
s.y
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_14_tokyo.html

治助芋のネギ味噌とは治助芋と呼ばれる芋を蒸して、ネギ味噌をつけた料理。 治助芋は馬鈴薯品種に属し、西多摩郡奥多摩町小河内(おごうち)地区を中心に100年以上前から栽培されており、オイネさんが山梨県都留市から嫁入りした時に隣の檜原村で栽培されている芋(オイネのつるいも)を持参し、それを治助さんが持ち帰ったことが名前の由来とされる。 奥多摩地域は稲作に向かない土地であったため、食糧不足の時代には副菜としての利用はもちろん、客人が来た時にインゲンや昆布とともに煮てもてなす習慣もあるなど、生活に密着した食材であった。小ぶりながらも病気に強く、白皮・白肉が特徴で、男爵薯より遅い7月上旬頃が収穫時期である。味は濃厚で粘りが強く、煮崩れしにくい特性を持つことから、ネギ味噌と食すだけでなく、煮物やカレーの具材など広く日常的に食されている。 粘りのあるみっちりとした食感とネギやかつお節を混ぜたネギ味噌との相性は抜群。奥多摩の庶民に愛される一品だ。収穫時期を迎える7月以降に主に食されるが、治助芋は馬鈴薯と同じく長く保存ができるため、通年、各家庭で食される。治助芋の皮をむき、蒸す、煮る、焼くのどれかで火を通したのち、ネギ味噌を添えて食す。また、昔は冬の寒い気候を利用して、濡らした芋を一晩屋外に出して凍らせたのち、乾燥させ、粉にして「芋団子」を作り、こがし(大豆と麦を炒って粉にしたもの)をまぶして食すこともあった。


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