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のしこみうどん

タグ:
関東地方
東京都
うどん
醤油
投稿者:
s.y
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_16_tokyo.html

のしこみうどんとは煮干しとしいたけでとっただしに酒と塩と醤油で味をつけ、コシのあるうどんとネギや油揚げなどの具材を入れて煮た麺料理。 江戸時代、奥多摩町全域は幕府の直轄領であった山の中に位置し、東京都では最も山が急峻であり町の大部分は山林であった。水田には不向きな土地のため、もっぱら小麦や蕎麦の栽培が主で、奥多摩ではうどんや蕎麦を食する粉文化が定着していた。加えて晩秋から冬にかけての山は寒い。男性たちが一日の山仕事を終え、寒い中お腹を空かせて帰ってきたとき手早く温かく作ってあげられることから、のしこみうどんは各家庭で作り食されてきた。 のしこみとはうどんを打ったあと「伸す」=「伸ばし広げる」ことが由来だが、鍋からずるずると取り出して食すことから「ずりだしうどん」と呼ぶ地域もある。山梨のほうとうに似た幅が広めの麺が特徴で、鍋にだしとなる煮干し、しいたけ、打ち立てのうどん、季節の野菜を入れ、グツグツと煮込んで熱々をいただくのが奥多摩流。野菜の甘みがうどんに染み込み、心身温まる一品だ。昭和50年頃までは、猟で捕れたイノシシや鹿、各家庭でさばいた鶏を入れることもあった。打ったうどんを幅広めに切り、鍋に水を入れて、煮干し、しいたけでだしをとり、調味料で味を調え、うどんと季節の野菜を入れて煮込む。熱々を食する。


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