ほうとう
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/houtou_yama_nashi.html
「ほうとう」とは小麦粉を練り、平らに切った「ほうとうめん」を、たっぷりの具材とともに味噌仕立ての汁で煮こんだもので、「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」といわれるほど、誰もが知る山梨県の代表的な郷土料理である。峡南地域では「のしいれ」「のしこみ」とも呼ばれている。稲作が適さない山間で、米に代わる主食として古くから親しまれてきた。そのため、「ほうとうめん」を打つことは、嫁入り修行ともされていた。めんの製造時に塩を混ぜないので、あらかじめゆでて塩分を抜く必要がない。つくる手間がかからず野菜や肉とも相性が良く、栄養価も高い。「ほうとう」は「餺飥」の呼び名で、平安時代から貴族が儀式等で食べていたことが知られている。通年、日常的に食べられている。
打粉を付けたまま煮こむので汁は粘性があり、冷めにくく、体が温まる食事として、冬場は機会が増える。小麦粉にぬるま湯を少しずつ加えながらこね、もち状にまとめたら、濡れたフキンをかけてねかす。切った野菜やきのこなど、硬いものから順に煮干しでとっただし汁に入れ、柔らかくなるまで煮こむ。ねかせた生地は打ち粉をしながら薄くのばし、幅広く切って「ほうとうめん」をつくる。切った油揚げと味噌半分の量と、ほうとうめんを入れて煮こむ。ほうとうめんが透き通ってきたら、残りの味噌を加えて味をととのえ、煮立ったらねぎを入れて火をとめ、蓋をして2、3分蒸らす。肉を入れたり旬の野菜やきのこなど具材は好みで良い。
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例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合