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せいだのたまじ

タグ:
中部地方
山梨県
いも
味噌
投稿者:
s.y
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/seidano_tamaji_yama_nashi.html

「せいだのたまじ」とは、上野原市にある棡原(ゆずりはら)地域に古くから伝承されている郷土料理で、小粒の皮つきじゃがいもを味噌味で煮っころがしにしたものである。江戸時代後期、甲府の代官であった中井清太夫(なかい せいだゆう)が、九州からじゃがいもを取り寄せ、村人に種いもを配って栽培させたことで大飢饉から救ったことから、功績をたたえてじゃがいもを「清太夫芋」「清太芋」と呼ぶようになり、のちに「せいだ」へと変化した。中井清太夫は”芋大明神”として祀られており、上野原市内の龍泉寺に碑が残されている。「たまじ」は小さなじゃがいものことを意味するが、小粒でも無駄にせず食べられるようにした先人の知恵から生まれた郷土料理である。通年食べられるが、特に皮が薄い新じゃがが出回る3月と7月の間によくつくられる。よく洗い水気を拭き取った皮付きじゃがいもを、中火でじっくりと皮がしわしわになるまで油で揚げ、鍋でたっぷりのだし汁で煮る。沸騰したら中火にして味噌、砂糖、みりんを入れて煮こみ、汁気がなくなってきたら弱火にしてさらに煮汁にとろみが出るまで煮る。ごまを振りかけて食べると美味しい。


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