めまき
出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」,山梨県食生活改善推進員協議会
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/memaki_yama_nashi.html
「めまき」とは魚をアラメ(昆布の仲間)で巻いて、醤油や砂糖などでじっくりと煮込んだ郷土料理である。アラメで巻くことから「めまき」と呼ばれるようになった。江戸時代中期頃から富士山信仰で訪れる信者に対して、宿を提供し、もてなす役目の御師が「めまき」をふるまったという。また、富士河口湖町の河口浅間神社の例大祭を祝う行事食として地域に伝えられてきた。「めまき」の三角形は富士山、アラメの巻きおわりを留めている爪楊枝は富士登山に使われる金剛杖を意味するといわれており、富士山信仰と富士登山の安全祈願を意味するとも伝えられている。食材のアラメは大変硬いため、数日間煮込む必要があるが、その分保存がきき、かつては富士登山の携帯食として重宝された。また、祭神は富士の女神・木花開耶姫命であり和服姿が三角形を模し「めまき」の三角形を姿としているようである。熱湯でゆでて陰干ししたアラメで魚を三角形に巻き、鍋で10時間以上煮て柔らかくなったら調味料で味をつけ、味がしみこむまで煮る。
ログインすると料理が提供されている近隣店舗を調べることができます
例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合