豆しとぎ
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出典: 農林水産省ウェブサイト「うちの郷土料理」
出典リンク: https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_8_iwate.html
「豆しとぎ」は煮てつぶした青大豆に米粉と砂糖を入れて練った生菓子で、「しとぎ」は「すりつぶす」という意味で、通常は米粉で作られるお供え料理のことをいう。「豆しとぎ」はそれを豆で代用したもの。「豆すっとぎ」ともいう。
岩手県北部は東からの冷風である「やませ」によって寒さが厳しく、かつては水田が少なく米が貴重だった。そのため豆やそば、雑穀なども栽培され、主食を補うものとしてよく食された。「豆しとぎ」についても、米粉を青大豆でかさ増しをしたものと考えられる。青大豆は、大豆が色づくまえの枝豆とは異なり、成熟しても皮や中身は青いままである。「豆しとぎ」は大豆が収穫される秋から冬にかけて各家庭で作られることが多かったが、特に大黒様(旧暦12月9日)や山の神様の年取り(12月12日)にお供えする習慣があった。また、春先にはうぐいすを呼ぶということで作られていた。
現在でも一年の農作業をねぎらい収穫に感謝する「庭じまい(秋じまい)」という農家の行事などで作られている。
古くは旧暦12月に大黒様や山の神様、馬の神様にお供えしたり、春先にうぐいすを呼ぶものとして作られたりした。現在は大豆が収穫される秋から冬に主に作られ、「庭じまい(秋じまい)」という農家の行事で食される。現在も一部の家庭ではお供えする習慣が残っている。
現在でも一部の家庭ではお供えされたり、一年の農作業をねぎらい収穫に感謝する「庭じまい(秋じまい)」という農家の行事などで作られたりしている。産地直売所でも販売され、おやつとしても人気。冷凍食品も販売されている。岩手県は郷土料理を伝承する人や団体を「岩手県食の匠」として認定しており、「豆しとぎ」についても「岩手県食の匠」がいる。
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例: 出身地「東京」 料理名「味噌カレー牛乳ラーメン」の場合